【作家を読む】じわじわ効いてくる。 浅生鴨 おすすめ5選
2019年5月に自主制作した本が増刷!
活躍する分野が幅広く、どこか秘密のヴェールに包まれている(感のある)浅生鴨さん。 その浅生さんが2019年5月に行われた、第二十八回文学フリマ東京用に制作した 『雑文御免』『うっかり失敬』という2冊の本が話題です。イベント用に少部数制作されたものの、反響が大きく、自主制作本が増刷という展開に。作家として活躍する浅生さんが、あえて自分のためにつくったという本とはどんな内容なのでしょうか?
まずは浅生鴨さん (あそう・かも) さんのプロフィールから。
1971年兵庫県生まれ。 作家、広告プランナー。 ペンネームは小説を出版するする際に必要になって命名。「あ、そうかも」というダジャレに由来。 NHKで番組制作に携わりながら、NHKTwitter公式アカウントの「中の人」(NHK_PR1号)を担当。 そのふるまいがSNSユーザーの心をとらえ、公式アカウント運用に大きな影響を与えた。 現在は、作家として連載、小説、エッセイを多数手掛ける。
言葉の断片を集めて編んだ「ネコノス文庫」第一弾
雑文御免
書籍:『雑文御免』
(浅生鴨 / ネコノス文庫)
レビューを読む:https://www.honzuki.jp/book/279863/
「雑文御免」に収まりきらない!?言葉を拾い集めた「ネコノス文庫」第二弾
うっかり失敬
書籍:『うっかり失敬』
(浅生鴨 / ネコノス文庫)
レビューを読む:https://www.honzuki.jp/book/279861/
ここを入り口に浅生鴨作品をもっと知りたい!そんな人におすすめの5冊をご紹介します。
浅生鴨を読む おすすめ5選
Twitter運用の指南書。
中の人などいない: @NHK広報のツイートはなぜユルい?
書籍:『中の人などいない: @NHK広報のツイートはなぜユルい?』
(浅生鴨 / 新潮社)
レビューを読む:https://www.honzuki.jp/book/237327/
人生巻き込まれてなんぼ。書き下ろしエッセイ集
どこでもない場所
書籍:『どこでもない場所』
(浅生鴨 / 左右社)
レビューを読む:https://www.honzuki.jp/book/273959/
「伴走者=視覚障害のある選手の競技をサポートする晴眼者」をテーマにしたスポーツ小説
伴走者
書籍:『伴走者』
(浅生鴨 / 講談社)
レビューを読む:https://www.honzuki.jp/book/261458/
「読み出したら、取り返しがつかない」短編集
猫たちの色メガネ
書籍:『猫たちの色メガネ』
(浅生鴨 /KADOKAWA)
レビューを読む:https://www.honzuki.jp/book/279862/
長編小説デビュー作。近未来SFファンタジー
アグニオン
書籍:『アグニオン』
(浅生鴨 / 新潮社)
レビューを読む:https://www.honzuki.jp/book/240205/
共感値の高さと視点のユニークさ。この2つが浅生作品のキーワードのように思えます。 特に小説ではまるで映像作品を見ているかのような、画面構成力があり、広告プランナーとしての肩書をもつ著者の持ち味が伺えます。作家・浅生鴨ワールドをぜひ訪れてみてください。
双子のライオン堂書店(東京)で7/29にイベント登壇!
最後に。 浅生鴨さんの登壇するイベントが間もなく開催されます。 元祖「中の人」のライブトークに巻き込まれてみませんか?
*イベント情報*
『読みたいことを、書けばいい。』*『雑文御免』『うっかり失敬』刊行記念トークイベント! ゲスト:田中泰延×浅生鴨
・ 日時:2019/7/29(月)19:00〜
・場所:双子のライオン堂書店(東京・赤坂)
・イベント予約: https://peatix.com/event/814018
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